第9話「多角的な事業展開と新たな本社屋」
三岐鉄道では、三岐線・北勢線の運輸営業のほかに、乗合バス・貸切バス・旅行業・レストラン業・商事部門・石油販売業・不動産業・出荷業務など、多岐にわたる事業を行っている。 バス部門については、地域の旅客需要に合わせた弾力的な路線運行を行い、企業通勤などの契約輸送やツアーバス運行等を実施するとともに業績の確保を図った。 また、これまで子会社として運営していた旅行部門のさらなる強化を図るため、2008(平成20)年4月には三岐観光サービス株式会社を合併している。 これら以外の事業部門においては、1975(昭和50)年10月に開始した東名阪自動車道下り線御在所サービスエリアでのレストラン営業が会社の大きな牽引力となった。2010(平成22)年9月には「EXPASA御在所」としてリニューアルオープンしている。

さらに2015(平成27)年4月には、東名高速道路下り線上郷サービスエリア(現:豊田上郷サービスエリア)において営業展開を始めるなど、多角化事業を活発に推進した。

一方、本業である鉄道部門においても近代化を推進した。三岐線において、2008(平成20)年11月に近鉄富田駅西口駅舎を新築。翌2009(平成21)年1月にはバリアフリーに対応した新型電車(751系)を導入した。

そして、1952(昭和27)年より長年にわたり使用してきたJR富田駅前の旧本社ビルについては、老朽化に伴う耐震対策などの安全対策から建て替えが行われ、2021(令和3)年5月に新たな本社屋が竣工したのである。

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